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トップページ >> 歴史 >> 萩原朔太郎 
 
◆前橋市の歴史
◆人物 ------------
◆楫取素彦
◆上泉伊勢守信綱
◆萩原朔太郎
◆建物 ------------
◆前橋城
◆臨江閣
 
萩原朔太郎の世界
     
  26号より(シリーズ第一回)
この美しい都会を愛するのはよいことだ
この美しい都会の建築を愛するのはよいことだ
すべてのやさしい女性をもとめるために
すべての高貴な生活をもとめるために
この都にきて賑やかな街路を通るのはよいことだ 「青猫」(『青猫』1923)より
わたしは田舎をおそれる、
田舎の人気のない水田の中にふるへて、
ほそながくのびる苗の列をおそれる。
くらい家屋の中に住むまづしい人間のむれをおそれる。 「田舎を恐る」(『月に吠える』1917)より
 この二篇は、初めは1917(大正6)年にそれぞれ「詩歌」(4月)、「感情」(1月)に発表されました。同じ年の2月には、口語自由詩を確立した詩集として名高い第一詩集『月に吠える』が刊行されています。都会に憧れ、田舎での生活を嫌っていた朔太郎でしたが、東京へ居を移すのは8年後の1925(大正14)年のこと。この時期はまだ前橋の両親のもとで生活していました。  朔太郎の父密蔵は、前橋市北曲輪町(現千代田町)で医院を営む、評判の高い医師でした。その長男として生まれ、跡継ぎとして大切に育てられた朔太郎ですが、医学に興味を示すことはなく、中学の時に与謝野晶子に心酔して短歌を作りはじめてからは、雑誌に作品を投稿したり、友人と文学雑誌を作ったりと、文学的な才能を花開かせて行きました。中学卒業後も勉学に熱心にはなれず、熊本の五校、岡山の六校、慶応大学予科と入退学を繰り返した後、東京を彷徨[さまよ]い、前橋に戻ったのが1913(大正2)年2月ごろ、26歳の時でした。   定職にも就かずに過ごす朔太郎にとって、父をはじめとする周囲の目はつらく、煩悶の日々を送る中、北原白秋が主宰していた詩誌「朱欒[ザムボア]」を手にし、白秋や室生犀星の詩に心を動かされます。同年5月、「みちゆき」「旅上」など、投稿した詩6篇が「朱欒」に掲載され、これをきっかけに詩壇にデビュー。その後、白秋や犀星らと親交を深め、近代詩の新しい潮流の中で詩作を続けます。  「典雅」で抒情的な詩を書いていた朔太郎でしたが、4年後に刊行された『月に吠える』の詩篇は、魂の内奥を鮮烈に表現したような詩が多く、近代人の複雑な感情を口語体(このころの詩は文語体が主流でした。)の緊迫したリズムで表現した詩集として、高い評価を得ました。そして、6年後には第二詩集『青猫』を刊行。『月に吠える』に比べると、言葉が柔和になり、口語の特徴を生かした思索的で情緒的な詩風となっています。『青猫』は、口語自由詩の手法を押し進めた詩集として高く評価され、朔太郎の詩人としての地位を確固たるものにしました。   『月に吠える』『青猫』の詩篇の多くは、1914(大正3)年に自宅の味噌蔵を改装してつくられた書斎で生まれました。改装にあたって朔太郎の熱の入れようはたいへんなもので、日記に、「完成する日を待つのは一日千秋の思である。」と記しています。ヨーロッパで流行していたセセッション式という美術様式を取り入れて室内を西洋風に統一し、カーテンをかけ、自らデザインした机や椅子を置いて、詩を書いたりマンドリンを奏でたりしていました。
「ふらんすへ行きたしと思へども/ふらんすはあまりに遠し」(「旅上」)と書いた朔太郎の、西洋への憧れが窺えます。
遠いものに憧れ、これを追い求めるのは、朔太郎の本質だったと言えます。都会への憧れもまた…。
 
     
 

『月に吠える』
1917年(大正6)年
感情詩社・白日社

『青猫』
1923年(大正12)年
新潮社

朔太郎がデザインした机と椅子

椅子の背にある草花模様
 
     
     
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