前橋を水害から守る守護寺
大蓮寺は、厩橋城(前橋城)を守護するために鬼門にあたる利根川河畔の柳原の「虎が淵」(現在の前橋公園、臨江閣付近)に永正二年(1505年)創建されたと伝えられています。当時、このあたりは利根川が入り江のようになって流れ、増水の時にはうずを巻くために虎ケ淵と名付けられました。寺の「虎淵山(こえんざん)」という山号はこれに由来します。厩橋初代藩主であった酒井重忠は、江戸時代初期の元和二年(1616年)に「虎が淵」の守護と城下町の安全を祈願して水の神様・川の神様である弁財天を祀ったと言われています。
現在の地に移ったのは慶安三年(1650年)。現在の本堂は昭和五十一年(1976年)、弁天堂は平成二年(1990年)に再建されたものです。古い境内図によれば、現在の立川町通りから大蓮寺まで参道が北に向かっていて、寺の裏(北側)に祀られていた「弁天さま」へり参道周辺の町並みを「弁天通り」と言うようになったそうです。
住所 | 〒371-0022 群馬県前橋市千代田町3-3-24 |
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駐車場 | あり |