幻の白鳳寺院
山王廃寺は、塔心礎や大棟を飾る鴟尾(国内3例の内、二つ)、心柱の根元を飾る蓮華をかたどった根巻石、塔の初層を華やかに彩る緑釉や三彩の陶器、宝相華文を刻んだ金銅製飾り金具など、次々畿内の有力寺院にも匹敵する遺跡が出土しており、古代上野国を代表する寺院でもあったことがわかっています。山王廃寺は、律令国家の国府が置かれる以前の7世紀の遺構で、古くから大和朝廷を支える大国として重要な役割を果たしてきたことがうかがえる貴重な遺跡です。
住所 | 〒371-0852 群馬県前橋市総社町総社2408 |
---|---|
電話番号 |
|
備考 | 国指定史跡 |