宝塔山古墳

ほうとうざんこふん
仏教文化の影響もうける埋葬施設

宝塔山古墳は墳丘全長60mの大型方墳で、7世紀半ばに造られたと考えられます。墳丘は三段築成、斜面には葺石が葺かれ、石室は羨道・前室・玄室からなり、それぞれの入口には門柱上の施設がもうけられています。石室は、前代の愛宕山古墳までの自然石を積み上げる石室の造り方から、きれいに加工された切石を巧みに積み上げる「截石切組積」という手法が採用されています。愛宕山古墳の家形石棺同様非常に精巧な造りの石棺で、底面付近には装飾として格狭間が刳り込まれています。
個別に国指定史跡に指定されていましたが、令和5年10月20日、新たに追加された複数の古墳と統合し、「総社古墳群」として新たに国指定史跡になりました。

住所 〒371-0852 群馬県前橋市総社町総社1606
電話番号
  • 027-280-6511(前橋市文化財保護課)
公式サイト
備考国指定史跡